「はちみつは体にいい」とはよく聞く話ですが、では一体はちみつって具体的にどんなところがいいの?と聞かれると、答えられる人は少ないのではないでしょうか。
実ははちみつって、意外や意外、あんなことにも効くって、ご存知でしたでしょうか…?これを機に、是非はちみつの知識を増やしてみてくださいね!
目次
蜂蜜の栄養
砂糖よりもはちみつの方がスグレモノ?
甘味料として主に使われるのは砂糖ですが、実ははちみつは砂糖よりも色々な意味で、もっと優れているのです。
砂糖の主成分は「ショ糖(スクラロース)」のみですが、はちみつの主成分は「ブドウ糖(グルコース)」と「果糖(フルクトース)」です。
砂糖の主成分であるショ糖はブドウ糖と果糖に分解されますが、ブドウ糖と果糖はこれ以上分解されることのない単糖類なので、体に入ると砂糖よりも素早く体に吸収されます。そのため胃腸への負担が少なく、非常に効率のよいエネルギー源となるのです。
はちみつの栄養素ってスゴイ!それなのに低カロリー♪
はちみつには他にも有機酸、酵素、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、ポリフェノール類といった栄養が多分に含まれています。
ですがその割に砂糖よりもはちみつの方がカロリーは低いという特徴があります。上白糖100gあたり384kcalなのに対し、はちみつは294kcalとなっています。
またはちみつの方が砂糖よりも甘味を感じやすいので、同じ甘さを出すのに少ない量で済むというメリットもあります。
オススメなはちみつの摂り方♪
そんなスグレモノのはちみつですが、実は40℃以上に加熱するとビタミン類が壊れてしまうという弱点もあるのです…。
そういうわけで、はちみつは過熱をせずに、そのままの状態で食べるというのが一番オススメです。
それからスーパーなどで売られている安いはちみつは、実はすでに加熱処理されていることがあります。できればはちみつを購入するときは、顔の見える養蜂家から購入するほうが安心ですね。
ハチミツを摂取するタイミングと効能について知りたい方は、こちらの記事をどうぞ。
蜂蜜の効能
おどろくべきはちみつの殺菌作用☆
はちみつはビタミン類やミネラル類など150を超える有用成分を含む優れた食品です。そのため古代から人類は食用だけでなく、薬用としてもはちみつを活用してきました。
特にその高い殺菌作用は古くから火傷や擦り傷、のどの炎症、口内炎などさまざまな効力を発揮してきたのです。
はちみつが腐ったりカビが生えたりしないのはこの高い殺菌作用のためで、長期間の保存が可能です。
エジプトのピラミッドから3000年前のはちみつが全く変質していない状態で発見されたというほどですから、驚きですね。
美肌にも♪アンチエイジングにも♪おいしい整腸剤☆
便秘に悩む女性はとても多いですね。腸に溜まったカスは腐ってとても強烈な匂いを放つ有害物質になります。
この有害物質には発がん性のあるものや、神経に害を及ぼす成分もあるため、頭痛や腰痛などを引き起こすことがあります。また恐ろしいことに、この有害物質は老化を早めたり、吹き出物や肌荒れを引き起こしやすくしたりするなど、女性にとっていいことは何もないのです。
その点、はちみつは腸内に善玉菌を増やしてくれるので、便秘にも下痢にも効果があります。
美肌にもアンチエイジングにも効く、まさにおいしい整腸剤ですね♪
それだけじゃない、他にもこんな効能が☆
はちみつの効能はそれだけではありません。
はちみつには高血圧と、悪玉コレステロールの除去を請け負ってくれる成分が含まれているため、恐ろしい動脈硬化を防いでくれるという作用があります。
またはちみつには不眠症の原因であるストレスに効くセロトニンという物質が含まれているため、セロトニン原料となるトリプトファンを含む牛乳にはちみつを入れて飲むと眠りにつきやすいという効果があります。
さらにはちみつに含まれる果糖には、肝臓内のアルコール分解を助け、血中のアルコール濃度を下げるという働きがあります。
さらにはちみつには肝臓を強化する作用もあるため、意外にも二日酔いの防止や解消に効くのです。
まとめ
はちみつの栄養も効能も、こんなにたくさんあったのですね。そういうことなら今日からでも少しずつ摂取しなくちゃ、という気になった方もたくさんいるのではないでしょうか。
ただし!はちみつは摂り過ぎても糖分の過剰摂取につながりますので、ほどほどにしておきましょう。